適性検査SPI3お役立ちコラム
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チームメンバーの性格で営業チームの成績が変わる?
SPI の研究からわかった意外な事実
営業チームの成績って、個人の頑張りだけで決まると思ってない? 実は、チームメンバーの"性格の組み合わせ"がパフォーマンスに大きく関わっているかもしれない。
今回は、リクルートマネジメントソリューションズの研究員が発表した論文をもとに、SPI のマスコットキャラクター・スピーさんが、新米人事のAくんと、性格に着目した営業チームの研究の内容をわかりやすく紹介するよ! 論文を見る →
性格とチーム成績って、本当に関係あるの?
スピーさん、ちょっと聞いてもいい? うちの営業チーム、メンバーは優秀なはずなのにチームの成績がいまいちなんだよね......。何が原因なんだろう?
それ、もしかすると「チーム全体の性格バランス」が関係しているかもしれないよ! 実は、リクルートマネジメントソリューションズの研究で、営業チームの性格特性と成績の関連を調べたものがあるんだ。
性格特性って、具体的にはどういうこと?
この研究では、「協調性」と「勤勉性」という 2 つの性格に注目しているよ。
- 協調性:自分の考えを押しつけず、相手の意向を尊重する傾向
- 勤勉性:粘り強く、コツコツ慎重に物事を進める傾向
128 人・25 チームを調べてわかったこと
どんな調査だったの?
人材サービス会社の営業チーム 25 チーム、合計 128 人が対象だよ。平均年齢は約 26.84歳、入社からの年数も平均 1.78 年と、けっこう若いチームだね。2019 年 4 月に編成されたばかりのチームを、同年 7 月に調査しているんだ。
できたてほやほやのチームってことだね。で、結果はどうだったの?
まず、チーム全体の協調性や勤勉性の平均値が高いチームほど、チームの成績が良かったんだ。これは海外の先行研究とも一致する結果だよ。
個人の性格 vs チームの性格、どっちが大事?
じゃあ、協調性や勤勉性が高い人を集めればいいってこと?
そう単純でもないのが面白いところ! この研究では「マルチレベル分析」っていう手法を使って、個人の性格の影響とチーム全体の性格の影響を分けて調べているんだ。
マルチレベル分析......? 難しそう......。
簡単に言うと、「個人の性格が本人の成績に効いているのか」、それとも「性格の高いメンバーが多いチームにいること自体が、みんなの成績を押し上げているのか」を切り分けて見る方法だよ。
協調性の高いメンバーがチームの中にいることが個人の成績にも好影響
で、協調性はどうだった?
注目すべきなのが、チームの中に協調性がすごく高いメンバーがいる(チーム内最大値が高い)と、チームメンバーの成績にプラスの影響があったこと!
へー! 協調性の高い人がチームにいると、みんなの成績まで上がるんだ!
そう。研究では、「協調性の高いメンバーがいることでチームに一体感が生まれ、周りのパフォーマンスにも良い影響を与えている可能性がある」と考察されているよ。人あたりの良い人って、チームの雰囲気を良くする「ムードメーカー」みたいな存在なのかもしれないね。
チームの勤勉性の高さが成績を高める
勤勉性のほうは?
ここが意外な結果なんだけど、個人の勤勉性が高いからといって、本人の成績が高いわけではなかったんだ。
えっ、真面目な人が成績いいわけじゃないの!?
この会社における営業職は、顧客に寄り添ってスピーディーに商談をつかむタイプの仕事だったんだよね。真面目で慎重すぎると、かえってスピード感が落ちてしまう可能性があるんだって。
なるほど......。じゃあ勤勉性は意味ないの?
いや、チームレベルで見ると話が変わるんだ。勤勉性の高いメンバーが多いチーム(チーム内平均値や最大値が高いチーム)では、チームメンバー全体の成績が良くなる傾向があったよ。
つまり、「周りがコツコツ真面目に頑張っている環境」にいること自体が、一人ひとりのモチベーションを高めている可能性があるんだね。
つまり、「周りがコツコツ真面目に頑張っている環境」にいること自体が、一人ひとりのモチベーションを高めている可能性があるんだね。
リーダーの力も見逃せない!
性格以外に、大事な要素はあった?
実は、リーダーの営業推進力も大きなポイントだったよ。「どう動くべきか的確に指示できるリーダー」がいるチームは、メンバーの成績も高い傾向があった。
若くて経験の浅いチームだからこそ、リーダーの的確な指示が効果的に働いたと考えられるんだ。
若くて経験の浅いチームだからこそ、リーダーの的確な指示が効果的に働いたと考えられるんだ。
この研究、採用にどう活かせる?
すごく面白い話だけど、僕たち人事はどう活かせばいいの?
この研究は、ある会社における分析結果であることには注意が必要。
企業や職種の特性によって、どの性格がどう効くかは変わるから、分析を通じて自社の状況を把握することが大切となるよ。
その前提でポイントを整理すると、こんな感じだね。
企業や職種の特性によって、どの性格がどう効くかは変わるから、分析を通じて自社の状況を把握することが大切となるよ。
その前提でポイントを整理すると、こんな感じだね。
📌 人事担当者が押さえておきたいポイント
- 採用時に SPI で性格特性を把握し、チーム編成に活かす採用時に SPI で性格特性を把握することで、自社におけるチーム編成のヒントが得られる。
- 性格がチームに与える影響を知る例えばこの会社では、協調性の高い人材は、本人の成績だけでなくチーム全体の雰囲気や成績にも好影響を与える可能性があること、また、勤勉性は個人の成績に直結しなくても、チームの「空気」をつくる大事な要素になりうることが分かった。
適性検査って、「個人を見る道具」だと思ってたけど、「チームを考える道具」としても使えるんだね!
その通り! 性格特性のデータを活かして、「誰をどのチームに配置するか」まで考えられると、組織全体のパフォーマンスが変わる可能性があるよ。
チームづくりに悩んでいる人事担当者のみなさん、まずは自社の適性検査データを振り返ってみてはどうだろう? 個人の能力だけでなく、チームの性格バランスという視点を取り入れることで、思わぬ突破口が見つかるかもしれないよ!
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